文献詳細
原著
PAPILLOMATOSIS CARCINOIDES(ORAL FLORID PAPILLOMATOSIS)
著者: 青木敏之1 吉川邦彦1
所属機関: 1大阪大学医学部皮膚科学教室
ページ範囲:P.1017 - P.1023
文献概要
われわれは,口角にくり返し「有棘細胞癌」を生じ,しかも10年近くにわたつて転移をおこさない症例に遭遇し,臨床,組織両所見からoral florid papillomatosisと考えるにいたつた.また,以前に有棘細胞癌として診断され,加療されていた症例で,本症と考えられるものがあつたので,これらを合せて報告する.
掲載誌情報