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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科26巻12号

1972年12月発行

文献概要

薬剤

Controlled trialによるFluocinolone Acetonide Acetateクリーム(RS−410 FAPGクリーム)の吉草酸ベタメサゾンとの治効比較成績

著者: 武田克之1 佐川禎昭1 二神義和1 長尾栄治1

所属機関: 1徳島大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.1135 - P.1141

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 皮膚科領域の治療手段として,今なお外用療法の占める比率は高く,その主流はcorticosteroid軟膏による外用療法といえよう.近年合成corticosteroidの進歩はめざましく,局所専用で消炎効果のすぐれたcortico-steroidが相次いで開発され,新しい外用corticostcroid剤として提供されてきた.なかでも臨床効果を高く評価さ,ねてきたものけ,すべて脂溶性のacetonide型のcordcosteroidを主剤とする製剤であつた.例えばtriamcinoloneとそのderivativeであるfluocinoloneなどは局所専用のacetonideが開発され,外用corti-costeroid剤としての優位を占めてきている.
 わたくしらは,今回田辺シンテックス株式会社より新しいcorticosteroid外用剤Fluocinolone AcetonideAcetateクリーム(RS−410 FAPG)を提供されたが,その臨床試用にあたつて,日常奨用されている吉草酸ベタメサゾン(Betamcthasone 17−Valcrate)との効果をcontrolled trial方式で比較検討したのでその効果を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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