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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科26巻3号

1972年03月発行

文献概要

原著

Colloid milium—特に膠状物質の起源およびその本態について

著者: 水元俊裕1 青柳俊1 高木章好1 平山晃也1

所属機関: 1北海道大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.219 - P.224

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 膠様稗粒腫Colloid miliumは年とともにその報告が増すにつれてそれほど稀なものではないことが知られてきたが,最近では本症の主要変化である膠様物質の本態,起源について興味がもたれ,諸家により多くの新事実が報告されて本症の病因の解明に新たな手がかりを与えている.しかしいずれもまだ推測の域を出ておらず,真因はなお不明といわざるを得ない.一方本症の発症については個人的素因ならびに周囲の環境が何らかの役割を果していることは諸家の認めるところであり,さらに地域的にも好発地帯があるかのごとくである。最近われわれは比較的典型と思われる本症を経験し,その本態について若干の考察を試みたのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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