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文献概要
原著
人体蠅(幼虫)症の1例
著者: 木根淵承一1 池村郁男1
所属機関: 1東京逓信病院皮膚科
ページ範囲:P.331 - P.339
文献購入ページに移動 蠅(幼虫または蛆)症,myasis or miasisとはハエの幼虫が人体に寄生するものをいう.生活環境の改善,各種殺虫剤の発達によりハエは少くなつてきており,とくにハエの幼虫が人体に寄生するなどということは現在ではちよつと考えられなくなつてきている.一般にはハエは不潔なところで発生すると考えられているが,過去においてウジが傷口をきれいにすると考え治療に用いられたりした時代もあつた.
現在ではハエは少なくなつたとはいえ,夢の島の大発生のような例は別にしても,われわれの周囲にまだまだ沢山みられる.
現在ではハエは少なくなつたとはいえ,夢の島の大発生のような例は別にしても,われわれの周囲にまだまだ沢山みられる.
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