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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科26巻4号

1972年04月発行

〈原著論文抄録〉

汎発型限局性鞏皮症,他

著者: 高橋正昭1

所属機関: 1東北大学医学皮膚科教室

ページ範囲:P.365 - P.365

文献概要

 61歳の主婦で,肩,乳房,背,上肢および下肢等に,対側性に広範な硬化像がみられ,これらは限局性鞏皮症の範疇に入ると考えられる症例を報告した.皮膚の病巣は全体表面積の約20%以上にも達するが,末端の硬化やその他,筋,骨,内臓等に全く変化はみられず,組織学的所見でも,典型的な鞏皮症の像を示していた.本症例の如きものは,米英学派で言うGeneralized Morphoeaとするのが妥当と考え,本邦における適訳がないので「汎発型限局性鞏皮症」と仮称した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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