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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科26巻6号

1972年06月発行

原著

耳介のみにみられた環状肉芽腫—とくに皮下環状肉芽腫と単一症候性リウマチ結節の問題について

著者: 高島巌1 水元俊裕1 青柳俊1

所属機関: 1北海道大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.531 - P.537

文献概要

 環状肉芽腫は,発症病理,組織鑑別などで問題になることのきわめて多い疾患であるが,それらの問題点を除いては,臨床像,組織像などに特有のものがあり,また報告例も多く,まれなものとはいいがたい疾患である.ちなみに,藤沢1)によると,昭和43年までに,本邦で120例の報告をかぞえるという.
 著者らは,最近,両耳介のみに小結節を多発した小児例に遭遇し,紅織学的に環状肉芽腫と診断した.きわめてまれな例と考えるのでここに報告しておおかたの批判を仰ぎたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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