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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科26巻7号

1972年07月発行

文献概要

原著

緑膿菌性敗血症にみた壊疽性膿瘡

著者: 三好薫1

所属機関: 1川崎医科大学皮膚科

ページ範囲:P.637 - P.643

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 化学療法の発達と普及は近年めざましいものがあり,多くの恩恵をもたらした反面,菌交代現象としてグラム陰性桿菌感染症を増加させた.とりわけ緑膿菌性敗血症(PS)は難治性で,エンドトキシンショック(ES)におちいり易く致命率が高い.
 Ecthyma gangrenosum (Eg)はすでに,19世紀末に緑膿菌との関係が注目され以降欧米では,その特異な臨床像はPSの診断に役立つとされ関心がもたれているにもかかわらず,本邦皮膚科領域においては,その点に触れた論文は意外に少ない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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