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原著
緑膿菌性敗血症にみた壊疽性膿瘡
著者: 三好薫1
所属機関: 1川崎医科大学皮膚科
ページ範囲:P.637 - P.643
文献購入ページに移動 化学療法の発達と普及は近年めざましいものがあり,多くの恩恵をもたらした反面,菌交代現象としてグラム陰性桿菌感染症を増加させた.とりわけ緑膿菌性敗血症(PS)は難治性で,エンドトキシンショック(ES)におちいり易く致命率が高い.
Ecthyma gangrenosum (Eg)はすでに,19世紀末に緑膿菌との関係が注目され以降欧米では,その特異な臨床像はPSの診断に役立つとされ関心がもたれているにもかかわらず,本邦皮膚科領域においては,その点に触れた論文は意外に少ない.
Ecthyma gangrenosum (Eg)はすでに,19世紀末に緑膿菌との関係が注目され以降欧米では,その特異な臨床像はPSの診断に役立つとされ関心がもたれているにもかかわらず,本邦皮膚科領域においては,その点に触れた論文は意外に少ない.
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