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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科26巻8号

1972年08月発行

文献概要

原著

稀有な臨床像を呈した基底細胞癌の3例

著者: 境繁雄1 山内晢1 祖父尼哲1 鹿野宏子1 上原伸一1 菅原光雄1 石戸谷忻一

所属機関: 1弘前大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.697 - P.702

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 基底細胞癌の臨床像は多種多様であり,多数の分類法が提唱されている.我々は稀有な臨床像を呈する基底細胞癌の3例を相次いで経験したので報告する.1例は皮膚面より有茎性に突出し,赤色の肉芽面を呈する肉芽腫様腫瘤を形成し,1例は線状の浅い潰瘍と瘢痕からなるEpitheliomaPlanum cicatricansに相当するもの,さらに1例は褐紫黒色局面よりなり,一見ボーエン病様臨床像を呈するもので,いずれも組織学的に基底細胞癌と判明したものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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