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文献概要
原著
多発性骨髄腫に伴う全身性アミロイド症の1例
著者: 滝沢清宏1
所属機関: 1東京大学医学部皮膚科教室
ページ範囲:P.845 - P.854
文献購入ページに移動 アミロイド症の中で本邦では未だ稀とされるprimary systemic amyloidosisの1例につきその概略を述べた.
その際,診断の根拠となる組織内アミロイドの同定を,従来文献上記載されている組織化学的,偏光顕微鏡的,電顕的方法で行ないこれを確認した.
一方,自験例はかなりの確実さで多発性骨髄腫を有していると思われる.多発性骨髄腫の本質が,形質細胞の腫瘍性増殖にあることをふまえ,この疾患がアミロイド症といかなる関連を有するかを文献的に考察した.
その際,診断の根拠となる組織内アミロイドの同定を,従来文献上記載されている組織化学的,偏光顕微鏡的,電顕的方法で行ないこれを確認した.
一方,自験例はかなりの確実さで多発性骨髄腫を有していると思われる.多発性骨髄腫の本質が,形質細胞の腫瘍性増殖にあることをふまえ,この疾患がアミロイド症といかなる関連を有するかを文献的に考察した.
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