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小児の慢性蕁麻疹,その治療
著者: 山本一哉1
所属機関: 1国立小児病院皮膚科
ページ範囲:P.942 - P.942
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小児期にみられる蕁麻疹は臨床経過その他種々の面で成人とけ異なるのではないかという考えがある.私共の外来統計上,蕁麻疹類(急性・慢性蕁麻疹,蕁麻疹様苔癬,固定蕁麻疹を含む)は,年問5,000名〜6,000名の新来患者中,患者数では大体第4位にある,しかしながら,慢性蕁麻疹(1ヵ月以上出没し,原因解明困難なもの)となるとその数はあまり多くなく,1971年は21例,1972年は14例が慢性蕁麻疹と診断されたにすぎない.
この両年度に経験された総計35例の慢性蕁麻疹患者について検討すると,発病は1歳以後であるが,その後は各年代問に患者数の変動はない.性別に4,とくに一定の傾向はない.
小児期にみられる蕁麻疹は臨床経過その他種々の面で成人とけ異なるのではないかという考えがある.私共の外来統計上,蕁麻疹類(急性・慢性蕁麻疹,蕁麻疹様苔癬,固定蕁麻疹を含む)は,年問5,000名〜6,000名の新来患者中,患者数では大体第4位にある,しかしながら,慢性蕁麻疹(1ヵ月以上出没し,原因解明困難なもの)となるとその数はあまり多くなく,1971年は21例,1972年は14例が慢性蕁麻疹と診断されたにすぎない.
この両年度に経験された総計35例の慢性蕁麻疹患者について検討すると,発病は1歳以後であるが,その後は各年代問に患者数の変動はない.性別に4,とくに一定の傾向はない.
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