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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科27巻4号

1973年04月発行

文献概要

綜説

表皮の線維間物質とケラトヒアリン顆粒について

著者: 手塚正1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.281 - P.288

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 ケラトヒアリン顆粒は1873年にLangcrhans1)によつて初めて記載され,1882年Waldeyer2)がそのヒアリンに似た化学的性質からケラトヒアリンと命名した.この顆粒は近年になり皮膚の機能である角質形成にきわめて重要な役割を演じていることが指摘され注目をあびるようになり,ここ4,5年の問にこの顆粒の抽出方法があいついで発表されたが3,4,5),抽出方法が異なるためか抽出された顆粒のアミノ酸組成その他の構成成分に関して互いに相違する点が多く,顆粒の正確な組成,生成機序が明らかになるまでにはさらに多くの時間と労力を必要とするようである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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