文献詳細
文献概要
皮膚臨床—病理カンファレンス(1)
Eruptive hidradenoma
著者: 宇多弘次1 三島豊1
所属機関: 1和歌山医科大学
ページ範囲:P.706 - P.707
文献購入ページに移動症例 19歳 男子
現病歴と現症 小学校6年頃より体幹に自覚症なき米粒大腫瘤が多発して来た.高校2年頃より胸部へ拡大,昨年夏頃より上胸部,ついで大腿部,臀部へ拡大し,最近一カ月の間にもまだ数が増しているように思う.腫瘤は暗褐紅色,米粒大ないし大豆大の隆起した弾性硬の丘疹で一般に境界は明瞭,孤立性であるが一部融合するものあり(図1).胸腹部で密であるが,大腿前面で特に密である.背部臀部にも多い(図2).
現病歴と現症 小学校6年頃より体幹に自覚症なき米粒大腫瘤が多発して来た.高校2年頃より胸部へ拡大,昨年夏頃より上胸部,ついで大腿部,臀部へ拡大し,最近一カ月の間にもまだ数が増しているように思う.腫瘤は暗褐紅色,米粒大ないし大豆大の隆起した弾性硬の丘疹で一般に境界は明瞭,孤立性であるが一部融合するものあり(図1).胸腹部で密であるが,大腿前面で特に密である.背部臀部にも多い(図2).
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