文献詳細
文献概要
皮膚臨床—病理カンファレンス(1)
Pilomatricoma
著者: 安原稔1
所属機関: 1大阪医科大学皮膚科
ページ範囲:P.708 - P.709
文献購入ページに移動症例 64歳 男子
現病歴と現症 約7カ月前に,後頭部の小腫瘤に気付いた.その後次第に大きさを増してきたという.時に瘙痒がある以外,特に自覚症状はない.初診時の臨床所見は,後頭部に小指大の表面やや発赤のある半球状に隆起する腫瘤が1個存在する.この腫瘤は弾性硬で,圧痛なく,下床とは癒着する(図1).
現病歴と現症 約7カ月前に,後頭部の小腫瘤に気付いた.その後次第に大きさを増してきたという.時に瘙痒がある以外,特に自覚症状はない.初診時の臨床所見は,後頭部に小指大の表面やや発赤のある半球状に隆起する腫瘤が1個存在する.この腫瘤は弾性硬で,圧痛なく,下床とは癒着する(図1).
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