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文献概要
皮膚臨床—病理カンファレンス(2)
Lymphadenosis benigna cutis(Bafverstedt)
著者: 本間真1
所属機関: 1国立姫路病院皮膚科
ページ範囲:P.792 - P.793
文献購入ページに移動症例 66歳 女子
現病歴と現症 3年前,前額中央の髪際に淡紅色の腫瘤を生じた,自覚症状を欠き放置していたところ,2カ月前からその周辺に数個の同様の腫瘤ができ,これが融合拡大してきた.初診時(図1)には前額中央の髪際から前頭部にかけて数個の鮮紅色,拇指頭大,半球状に隆起した弾性硬の結節が融合して全体として手掌大の腫瘤を形成している.表面は平滑で,著明な毛細管拡張をみる,軽度の瘙痒を伴う.所属リンパ節は触知されない.
現病歴と現症 3年前,前額中央の髪際に淡紅色の腫瘤を生じた,自覚症状を欠き放置していたところ,2カ月前からその周辺に数個の同様の腫瘤ができ,これが融合拡大してきた.初診時(図1)には前額中央の髪際から前頭部にかけて数個の鮮紅色,拇指頭大,半球状に隆起した弾性硬の結節が融合して全体として手掌大の腫瘤を形成している.表面は平滑で,著明な毛細管拡張をみる,軽度の瘙痒を伴う.所属リンパ節は触知されない.
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