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文献概要
皮膚臨床—病理カンファレンス(2)
Follicular Syphilid
著者: 宇多弘次1
所属機関: 1和歌山医科大学中検病理
ページ範囲:P.802 - P.803
文献購入ページに移動 症例42歳男子
現病歴と現症約1カ月前より,胃腸,肝障害のため通院している.その後間もなく,胸部,頸部,背部,顔面の順に米粒大の丘疹が発生してきた.瘙痒感などの自覚症状は全くない.
皮疹は米粒大で中心に角化傾向を示す紅斑を伴う毛包性丘疹で胸部,背部,頸部および,顔面に散在し,一部分に膿疱を混ずる(図1).顔面では一部融合し鱗屑を生ずる.リンパ節腫脹,脱毛を来している.検査成績では白血球10,300,リンパ球60%,T. T. T. 11.3,Kunkel 12.8.
現病歴と現症約1カ月前より,胃腸,肝障害のため通院している.その後間もなく,胸部,頸部,背部,顔面の順に米粒大の丘疹が発生してきた.瘙痒感などの自覚症状は全くない.
皮疹は米粒大で中心に角化傾向を示す紅斑を伴う毛包性丘疹で胸部,背部,頸部および,顔面に散在し,一部分に膿疱を混ずる(図1).顔面では一部融合し鱗屑を生ずる.リンパ節腫脹,脱毛を来している.検査成績では白血球10,300,リンパ球60%,T. T. T. 11.3,Kunkel 12.8.
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