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皮膚臨床—病理カンファレンス(2)
Myxoma
著者: 安原稔1
所属機関: 1大阪医科大学皮膚科
ページ範囲:P.808 - P.809
文献購入ページに移動症例 16歳 男子
現病歴と現症 約3年前より小指頭大の柔らかい腫瘍が左足底に存在していた.自覚症状はなかつた.某医により疣贅といわれ,スピール膏の貼布療法を受けたがことがある.しかし,治癒しなかつたのでそのまま放置しておいた.その後,この腫瘍は次第に大きさを増し,歩行に際し軽度の疼痛を生じてきた.初診時には直径2cm,高さ3〜4mmの扁平に隆起する円形の柔らかい腫瘍であつた.腫瘍表面の一部はビラン面を呈し,一部は結痂状であつた(図1).
現病歴と現症 約3年前より小指頭大の柔らかい腫瘍が左足底に存在していた.自覚症状はなかつた.某医により疣贅といわれ,スピール膏の貼布療法を受けたがことがある.しかし,治癒しなかつたのでそのまま放置しておいた.その後,この腫瘍は次第に大きさを増し,歩行に際し軽度の疼痛を生じてきた.初診時には直径2cm,高さ3〜4mmの扁平に隆起する円形の柔らかい腫瘍であつた.腫瘍表面の一部はビラン面を呈し,一部は結痂状であつた(図1).
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