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文献概要
原著
Bowen病にみられたIntraepidermal Epithelioma
著者: 堀尾武1 田上八朗1
所属機関: 1京都大学医学部皮膚科教室
ページ範囲:P.691 - P.695
文献購入ページに移動1)68歳,女子の左大腿屈側に生じた,単発性ボーエン病の1例を報告した.
2)組織学的検索の結果,異常細胞が表皮全層を占める,本症として典型的なcarcino-ma in situの所見以外に,正常表皮内にintraepidermal nestの形成が認められた.
3) intraepidermal epitheliomaは,seborrheic verruca,Bowen病,hidroacanthomasimplexなど,種々の疾患に生じ得る,1種の組織学的現象である.
4)従来より報告のある,intraepidermal epithelioma (Borst-Jadassohn)は,独立疾患とは見なし難い.
2)組織学的検索の結果,異常細胞が表皮全層を占める,本症として典型的なcarcino-ma in situの所見以外に,正常表皮内にintraepidermal nestの形成が認められた.
3) intraepidermal epitheliomaは,seborrheic verruca,Bowen病,hidroacanthomasimplexなど,種々の疾患に生じ得る,1種の組織学的現象である.
4)従来より報告のある,intraepidermal epithelioma (Borst-Jadassohn)は,独立疾患とは見なし難い.
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