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一頁講座
鞏皮症,皮膚筋炎の診断
著者: 籏野倫
所属機関:
ページ範囲:P.286 - P.286
文献購入ページに移動 鞏皮症のうち限局性のものはともかく汎発性のものの診断,特にそれの早期の診断は必ずしも容易ではない.しかしわれわれ皮膚科医を十分なつとくせしめる診断基準は残念ながら未だ見当らない.一方皮膚筋炎についてはWHO,あるいはMed—sgerの診断基準はあるがこれらについてもなお充分なものとはいわれない.因みに皮膚筋炎は広く多発性筋炎の範疇に含めて本質的には両者は同一疾患と考えられているようである.
われわれは今般厚生省の強皮症(内科では用語委員会の定めにより強の字を用いることになっているという.従ってprogrcssive systemicsclerosis Goetzに関しては以下鞏のかわりに強を用いることにする),皮膚筋炎,多発性筋炎調査研究班(班長籏野倫)を組織するにあたり調査研究を目的とする暫定的診断の手引きを作成した.広く皮膚科,内科ならびに基礎医学者により検討されたものであるが,あくまで手引きであつて真の意味の診断基準ではない.真の診断基準はこの手引きをもとに調査研究を行つてはじめて完成されるものであるが,ここに記して参考に供したい.
われわれは今般厚生省の強皮症(内科では用語委員会の定めにより強の字を用いることになっているという.従ってprogrcssive systemicsclerosis Goetzに関しては以下鞏のかわりに強を用いることにする),皮膚筋炎,多発性筋炎調査研究班(班長籏野倫)を組織するにあたり調査研究を目的とする暫定的診断の手引きを作成した.広く皮膚科,内科ならびに基礎医学者により検討されたものであるが,あくまで手引きであつて真の意味の診断基準ではない.真の診断基準はこの手引きをもとに調査研究を行つてはじめて完成されるものであるが,ここに記して参考に供したい.
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