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皮膚臨床—病理カンファレンス(1)
Pleomorphic Adenoma of Sweat Apparatus(Apocrine?)With Tumor of Follicular Infundibulum
著者: 中西綾子1 水野信行2
所属機関: 1東海逓信病院 2名古屋市立大学
ページ範囲:P.305 - P.309
文献購入ページに移動現病歴と現症 初診(昭和48年2月14日)の5年前から鼻尖部に紅色を帯びた丘疹状の皮疹があり,徐々に大きさを増して来たという.自覚症状はない.鼻尖部に径12mm,淡紅色球状広基性の腫瘤がみとめられた.表面は平滑で光沢があり,毛細血管の拡張がみられる.弾性硬で下床との可動性は少ない.腫瘤の頂部に更に径4mm半球状の隆起がある.圧痛はない.鼻孔には異常所見をみとめず,所属リンパ節もふれない(図1).
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