文献詳細
文献概要
皮膚臨床—病理カンファレンス(2)
Eccrine ductocarcinoma
著者: 高安進1 佐藤健二1
所属機関: 1大阪大学医学部皮膚科
ページ範囲:P.400 - P.401
文献購入ページに移動症例 59歳 男
現病歴と現症 2,3年前,後頭部のホクロ様皮疹に気づいた.その後徐々に増大,隆起し,表面はびらんを呈するようになつた.後頭部左寄りに2.8×2.4cmのほぼ楕円形,高さ3mm位隆起した腫瘍がある(図1).硬さは弾性硬,表面は暗赤色で一部びらん面を呈し,中央部は少し陥凹している.周辺皮膚に浸潤を触れず,深部組織とは可動性がある.所属リンパ節は触れない.
現病歴と現症 2,3年前,後頭部のホクロ様皮疹に気づいた.その後徐々に増大,隆起し,表面はびらんを呈するようになつた.後頭部左寄りに2.8×2.4cmのほぼ楕円形,高さ3mm位隆起した腫瘍がある(図1).硬さは弾性硬,表面は暗赤色で一部びらん面を呈し,中央部は少し陥凹している.周辺皮膚に浸潤を触れず,深部組織とは可動性がある.所属リンパ節は触れない.
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