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文献概要
皮膚臨床—病理カンファレンス(3)
Trichofolliculoma
著者: 安原稔1 清金公裕1
所属機関: 1大阪医科大学皮膚科教室
ページ範囲:P.478 - P.478
文献購入ページに移動症例 35歳 主婦
現病歴と現症 約3年前より眉間中央部に1個の小丘疹が発生した.自覚症状のないまま放置していたが,5カ月前よりこの丘疹は徐々に増大してきた.圧迫すると丘疹の中央部よりチーズ様物質を排出するという.丘疹は5mm×6mmの扁平に隆起する腫瘍で,その中央部に小孔があつてやや陥凹し,灰白色の物質がみられる,初診時強圧を加えたが,内容は排山されなかつた(図1).
現病歴と現症 約3年前より眉間中央部に1個の小丘疹が発生した.自覚症状のないまま放置していたが,5カ月前よりこの丘疹は徐々に増大してきた.圧迫すると丘疹の中央部よりチーズ様物質を排出するという.丘疹は5mm×6mmの扁平に隆起する腫瘍で,その中央部に小孔があつてやや陥凹し,灰白色の物質がみられる,初診時強圧を加えたが,内容は排山されなかつた(図1).
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