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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科28巻7号

1974年07月発行

連載 皮膚科学に貢献した医学者たち・14

連珠毛

著者: 高橋吉定

ページ範囲:P.555 - P.562

文献概要

1.はじめに
 連珠毛の患者は,まれではあるが,わが国においてもときに見られる.この毛髪疾患の類症として結節性裂毛症があり,連珠毛と同じくわが国においても,確かにときどき存在する.捻転毛については,残念ながら,本稿の編者はそれを見た経験がない.結節性裂毛症の発生原因についてアメリカにおいては新説が提案されているが,日本の皮膚科医はそれを納得するであろうか,どうであろうか.
 ある種の毛髪疾患を有する患者は,アルギニノ琉珀酸尿を排泄するという遺伝性アミノ酸代謝異常の問題が提起され,それの提起されたアメリカ本国においても賛否両論がある(注1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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