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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科28巻8号

1974年08月発行

文献概要

原著

汎発性銀皮症

著者: 小川喜美子1 森俊二1 宮本正光1 松多邦生2

所属機関: 1東京大学医学部皮膚科教室 2東京大学医学部物療内科教室

ページ範囲:P.589 - P.594

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 20歳台より口中清涼剤を愛用し,清涼剤表面に銀粉がかけられる様になつた昭和43年頃から顔面に青灰色の色素沈着が出現した46歳女性の汎発性銀皮症の症例につき,臨床・組織について報告した.岡本氏,石川氏各組織化学的染色法で陰性であつたが,放射化分析により組織内沈着粒子の同定及び定量を行い,銀粒子120〜130ppm含有される事が判明した.
 あわせて明治以来本邦報告32例を加えて原因薬剤の推移,組織内銀粒子の同定・定量法特に放射化分析について述べ,かつ発症病理につき簡単に言及した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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