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連載 皮膚科学に貢献した医学者たち・15
遺伝性表皮水疱症(その1)
著者: 高橋吉定
所属機関:
ページ範囲:P.626 - P.638
文献購入ページに移動1.はじめに
遺伝性皮膚疾患のうちでも,水疱形成を主徴とするものはその数が少ない.その代表的疾患は遺伝性表皮水疱症であり,わが国においても比較的しばしば見る機会に接する.
本症が初めて記載されたのは,ドイツの皮膚科雑誌上であり,それも1882年という前世紀のことであつた.しかしその詳細な遺伝学的皮膚科学的病型の明らかになつたのは,今次大戦のあとのことであつた.
遺伝性皮膚疾患のうちでも,水疱形成を主徴とするものはその数が少ない.その代表的疾患は遺伝性表皮水疱症であり,わが国においても比較的しばしば見る機会に接する.
本症が初めて記載されたのは,ドイツの皮膚科雑誌上であり,それも1882年という前世紀のことであつた.しかしその詳細な遺伝学的皮膚科学的病型の明らかになつたのは,今次大戦のあとのことであつた.
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