文献詳細
文献概要
連載 皮膚科学に貢献した医学者たち・20
外陰クラウロージス(その2)
著者: 高橋吉定
所属機関:
ページ範囲:P.161 - P.166
文献購入ページに移動 前回において外陰クラウロージスが初めて記載された原著を紹介し,続いて現在のドイツおよびイギリスにおける本症に関する一般的見解を記述した.そして本症が女子にのみ生ずるという初期の考えが変り,現在では男子にも発生することが知られ,陰茎クラウロージスと呼ばれている.今回はアメリカおよびフランスにおける外陰クラウロージスに関する見解を述べるが,もちろん陰茎クラウロージスの論述も含まれる.今回も標題を女子のみに用いられる外陰クラウロージスとしたのは,初めての記載者の命名を尊重して保存したからにほかならない.
掲載誌情報