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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科29巻4号

1975年04月発行

原著

Necrotizing fasciitis

著者: 渡辺進1 木下誠一2

所属機関: 1倉敷中央病院皮膚科 2倉敷中央病院外科

ページ範囲:P.281 - P.284

文献概要

 症例は68歳の主婦.左膝の激痛に始まり,左大腿,左下腿に紅斑,水疱,壊死を来し,約10日間で左大腿より左下腿に広範囲な壊死を来した.壊死部を切除したところ筋肉,筋膜が露出した.貧血が強くなり,白血球増加及び核左方移動がみられ,ASLO 2500T.U.で溶連菌感染を思わせた.強力に抗生剤投与,輸血,輸液を行ない,壊死部にメッシュスキングラフトを行ない軽快したが血清肝炎を併発した1例を病名の考察と共に報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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