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薬剤
尿素軟膏外用の尋常性魚鱗癬に対する二重盲検法による臨床効果の検討
著者: 戸田浄1 手塚正2 小堀辰治1 三浦祐晶3 高木章好3 大西修3 清寺真4 真家興隆4 大角毅4 久木田淳5 石橋康正5 香川三郎2 手塚正2 戸田浄1 福代良一6 井上久美子6 斉藤忠夫7 浜田稔夫7 占部治邦8 幸田弘8 利谷昭治9 中溝慶生10 猿田隆夫10 田中恒男5
所属機関: 1東京逓信病院 2東京医科歯科大学 3北海道大学 4東北大学 5東京大学 6金沢大学 7大阪市立大学 8九州大学 9福岡大学 10九州大学温泉治療学研究所
ページ範囲:P.608 - P.619
文献購入ページに移動魚鱗癬の発生機序については,現在なお不明な点が多く定説はないが,最近のアメリカ学派を中心とするケラチン生合成の研究を基礎にした魚鱗癬様皮膚疾患の発生機序についての考え方は,従来の単なる臨床形態学的分類によるものではなく,ケラチン生合成の機序の異常として,魚鱗癬様皮膚疾患を把握しようとしている.すなわち,遺伝形式の相違と臨床像は,非常によく相関しており,ケラチン生合成の機序の異常も,その臨床像とかなり相関したものとして理解できるように思われている.すなわち魚鱗癬を優生遺伝をする尋常性魚鱗癬と,劣性遺伝をする先天性魚鱗癬に大別し,さらに先天性魚鱗癬を非水疱型と水疱型に分けている.
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