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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科29巻8号

1975年08月発行

連載 皮膚科学に貢献した医学者たち・26

落屑性紅皮症

著者: 高橋吉定

ページ範囲:P.712 - P.715

文献概要

1.最初の記載者
 落屑性紅皮症(Erythrodermiadesquamativa)にはライネル病(Leiner's disease)の別名があるように,本症を初めて記載した人はライネルである.
 Karl Leinerは1871年1月33日にボヘミアで生まれた.彼が医学の勉学を行なつたのは,ウィーンとプラーハとであつて,学位をとつたのは1896年プラーハにおいてであった.卒業の後,ウィーンの皮膚科教室と病理学研究所(das PathologischeInstitut)において仕事を続け,やがてカロリーネ小児科病院の助手となった.1913年にはその病院の小児科講師の資格を得た.1920年から1930年4月34日の死去に至るまで,ウィーンのマウトネル—マルクホーフ(Mautner-Markhof)小児科病院において医長の勤務を続けた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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