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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科30巻10号

1976年10月発行

文献概要

原著

サルコイドージスを合併した全身性強皮症の1例

著者: 中林康青1 石橋康正2 北郷修3

所属機関: 1東大皮膚科 2東大分院皮膚科 3都立駒込病院皮膚科

ページ範囲:P.779 - P.784

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 63歳,女性にみられたサルコイドージスを合併した全身性強皮症の1例を報告した.2年来のレイノー症状,皮膚硬化,肺線維化,肺拡散機能低下,食道下部の拡張など典型的な全身性強皮症の所見のほかに,前腕に播種する小丘疹,ツ反陰性,両側肺門リンパ節腫脹,ガンマグロブリン値上昇を認め,病理組織学的には前腕皮膚で結合織のSkleroseおよび類上皮細胞肉芽腫を,斜角リンパ節で類上皮細胞肉芽腫を認めた.全身性強皮症とサルコイドージスの合併は文献上1例を数えるのみである.そこでこれら2疾患およびSjogren症候群を含めた3者間の合併について考按を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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