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原著
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SLEの経過中に指端壊疽を生じた36歳と35歳の女性2例を報告した.治療としては十分量の副腎皮質ホルモン剤で原病のコントロールを行い,壊疽は保存的に治療し,ミイラ化した後に断端形成術を行うのが最良と考える.
またSLEの肢端壊疽の予防には,原病のコントロールに重点をおくと共に,レイノー症状の強い症例にはレセルピン動注療法を併用し,持続性の有痛性紫藍色斑や痂皮様黒褐色斑が認められたら,ただちに大量の副腎皮質ホルモン剤の投与にふみきるのがよいと考える.
またSLEの肢端壊疽の予防には,原病のコントロールに重点をおくと共に,レイノー症状の強い症例にはレセルピン動注療法を併用し,持続性の有痛性紫藍色斑や痂皮様黒褐色斑が認められたら,ただちに大量の副腎皮質ホルモン剤の投与にふみきるのがよいと考える.
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