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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科30巻12号

1976年12月発行

文献概要

原著

膿疱性乾癬の1例—使用薬剤の効果と発症機序の推測

著者: 島田義昌1 伊勢信子1 下重孝子1 川名誠司1

所属機関: 1北里大学医学部皮膚科

ページ範囲:P.975 - P.980

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 Baker分類第Ⅱ型に属する老人の膿疱性乾癬を経験したので報告する.ステロイド剤は著効を示したが,減量時の反跳が著しかつた.メソトレキセイトは,発熱,嘔吐,食欲不振などを起こしたが,最終的には有効であつたと考える.その際,カルシウム剤の併用がよかつたように思われた.また小さな症状増悪には,インドメサシン挫薬も若干の効果を示した.以上の経験より,使用薬剤の作用機序と本疾患の病因との関係について推測的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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