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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科30巻3号

1976年03月発行

文献概要

原著

Aquired Lymphangiomaの1例

著者: 南光弘子1 池田重雄1

所属機関: 1東京大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.207 - P.210

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 64歳,女子.子宮頸癌第Ⅳ期の診断でテレコバルト照射し,その後,約6年経て外陰部に両側性にリンパ管腫様皮疹を多発してきた1例を報告し,考察した.特に,この成因が放射線照射によるリンパ循環障碍から結果した末梢リンパ管の拡張によるものて脈管の増生は腫瘍性というよりは反応性の増殖と解した.また,慢性リンパ浮腫の存在が自験例の様な皮膚症状以外に,リンパ肉腫を新生する可能性のあることから,長期にわたる経過観察の必要性についても言及した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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