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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科30巻6号

1976年06月発行

文献概要

原著

Cutaneous Calculusの1例

著者: 手塚正1 大熊守也1 滝野長平2 中島馨3

所属機関: 1近畿大学医学部皮膚科教室 2九段坂病院皮膚科 3キッコーマン綜合病院皮膚科

ページ範囲:P.435 - P.439

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 両耳殻に生じたCutaneous Calculusの1例について報告した.従来記載されている如き母斑細胞は腫瘍塊中にみとめられず,むしろ結合組織の微小な限局性の退行変性ないし壊死がその原因と考えられた.カルシウムの沈着する基質としてはヘパリチン硫酸の他にシアロ蛋白が関与している可能性が組織化学的検索結果より推定された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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