icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科30巻8号

1976年08月発行

文献概要

薬剤

5-Fluorocytosineで奏効したクロモミコーシスの1例

著者: 久保勇治1 中嶋弘1

所属機関: 1横浜市立大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.653 - P.657

文献購入ページに移動
 クロモミコーシスの治療には外科的療法とアンホテリシンBの局注ないし点滴静注療法が広く行われてきたが,最近Hoffmann-La Roche社で開発された5—Fluorocytosine (5FC)が出現して以来,その主役の座は5FCに移行した感がある.
 我々も最近,51歳,女性のおそらくは自家接種によると思われるクロモミコーシスに5FCを使用したところ,顕著な効果がみられ,治療中止後6カ月に至るも再発をみない1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?