icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科31巻10号

1977年10月発行

文献概要

原著

先天性皮膚カンジダ症の1例—ピマリシン軟膏塗布時におけるピマリシンの血中濃度について

著者: 中嶋弘1 丸山光雄1 佐藤卓三1

所属機関: 1横浜市立大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.853 - P.856

文献購入ページに移動
 先天性皮膚カンジダ症の1例に2%ピマリシン軟膏と1%クロトリマゾールクリームを全身の半面ずつに1日1回単純塗布し,14日間で完治させ得た.最も心配されたこれら薬剤による全身的影響については,対象が新生児であることから十分な検討をなし得なかつたが,臨床症状,発育などに関する限り全く異常を認めなかつた.そして2%ピマリシン軟膏外用中に採血し測定したピマリシンの血中濃度は今回試みた実験方法では全く検出不能であつた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?