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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科31巻2号

1977年02月発行

文献概要

原著

Balloon Cell Nevusの1例

著者: 亀田忠孝1 花田勝美2

所属機関: 1平鹿総合病院皮膚科 2弘前大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.145 - P.149

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 42歳女性の左下腿屈側部に生じたBalloon cell nevusについて,光顕的ならびに電顕的所見を中心に報告した.光顕的に母斑は表皮内にあり,大部分大型泡沫状のbal—loon cellより構成され,電顕的に異常なメラノゾームと思われる円い層状体が多数存在し,その一部は空胞化していた.本症の報告例の極めて少ないのは恐らく普通の細胞母斑として切除され,組織学的検査の行われる機会の少ないことも一因と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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