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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科31巻6号

1977年06月発行

文献概要

原著

Eosinophilic Pustular Folliculitisと思われる2症例

著者: 青島忠恕1 山田瑞穂2

所属機関: 1倉敷中央病院皮膚科 2大阪赤十字病院皮膚科

ページ範囲:P.455 - P.458

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 第1例は61歳男子,前額〜右眉毛部に環状に小膿疱を,左耳後〜後頭部に集族性に小膿疱を有する紅斑を生じ,第2例は31歳男子,前額,左右頬部など7カ所に浸潤性紅斑を生じ,いずれも組織学的に毛嚢壁,毛嚢内,毛嚢周囲,脂腺内に多数の好酸球を認めた.第2例では初診時コルチコステロイドが投与されており,その効力が失なわれたと考えられる4日後以降,紅斑の上に多数の小膿疱を集簇性に生じた.末梢血中好酸球増多はなかつた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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