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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科31巻6号

1977年06月発行

原著

腎移植後にみられた深在性真菌症(Fonsecaea pedrosoiとPaecilomyces lilacinus)の1例

著者: 新井春枝1 遠藤忠雄2

所属機関: 1北里大学医学部皮膚科教室 2北里大学医学部泌尿器科教室

ページ範囲:P.481 - P.487

文献概要

 28歳,家婦.約2年前腎移植後ステロイド糖尿病併発.体液性および細胞性免疫能の低下を認める.後にインスリン注射部である大腿部にFonsecaea pedrosoiによる深在性黒色分芽菌症およひ前腕部にPaecilomyces lilacinusを起因菌とする深在性真菌症が発症.両病変部とも真皮皮下脂肪層に中心部壊死性の肉芽腫を形成したもので,組織内菌要素として多数の菌糸形が認められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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