文献詳細
原著
文献概要
要約 テグレトールによる紅皮症,剥脱性皮膚炎型の薬疹2例(31歳男,13歳男)を報告した.
第1例は貼布試験およびskin-window法により,他の1例はskin-window法と内服誘発試験により原因薬物がテグレトールであることが確認された.
いずれの症例もきわめて慢性の経過をたどり,副腎皮質ホルモン剤の内服,外用による治療はかならずしも経過を短縮させる上で役に立つたとは考えられなかつた.また2例とも経過中に難治性の癤の多発をみた.
第1例は貼布試験およびskin-window法により,他の1例はskin-window法と内服誘発試験により原因薬物がテグレトールであることが確認された.
いずれの症例もきわめて慢性の経過をたどり,副腎皮質ホルモン剤の内服,外用による治療はかならずしも経過を短縮させる上で役に立つたとは考えられなかつた.また2例とも経過中に難治性の癤の多発をみた.
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