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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科31巻8号

1977年08月発行

文献概要

原著

毛孔性紅色粃糠疹の6例—特にその経過と治療に関する考察

著者: 西本正賢1 荒田次郎1 洲脇正雄1

所属機関: 1岡山大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.633 - P.638

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 親子例を含め毛孔性紅色粃糠疹6例の経過を追跡した.familial typeと思われる親子例では一時的に症状の改善はあつたものの皮疹はほぼ固定化して軽快傾向は見られなかつた.一方,adult typeと思われる4例のうち1例では約7カ月の経過で皮疹は消褪し以後再発なく,他の3例でも1〜3年の経過で皮疹の軽快傾向が認められた.
 0.1%ビタミンA酸吸水軟膏の外用にて2例に,ステロイドクリーム外用にて1例に著効をみたが,いずれも外用中止によつて皮疹の再燃を来した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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