文献詳細
文献概要
原著
Pseudopyogenic Granulomaの2例
著者: 小林まさ子1 田辺義次1
所属機関: 1千葉大学医学部皮膚科学教室
ページ範囲:P.843 - P.847
文献購入ページに移動要約 57歳と71歳の女性の,後頭部に多発したpseudopyogenic granulomaを報告した.発疹は小豆大までの暗紅色,固い結節で,瘙痒があり,切除,電気凝固により治癒した.組織学的には,真皮上層から中層にかけての,異常血管の増殖と炎症性細胞浸潤で,リンパ濾胞様構造は認められなかった.subcutaneous angiolymphoid hyperplasia with eosinophiliaや木村氏病との関連について,若干の文献的考察を加えた.
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