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原著
Malignant angioendothelioma(wilson Jones)の剖検2症例
著者: 北村啓次郎1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部皮膚科教室
ページ範囲:P.923 - P.930
文献購入ページに移動 83歳女,77歳男の頭部に生じ顔面頸部へと拡大,頸部リンパ節と肺へ転移.肺転移のため生じた血気胸,肺炎によって,全経過各々1年と10年で死亡したWilson Jones型のmalignant angioendotheliomaの剖検2症例を記述した.2症例とも転移は領域リンパ節と肺のみに限られ,肺では表面に近く腫瘍結節が生じたために気胸をきたしたこと,また転移腫瘍は皮疹同様,嚢腫性で易出血性であるため,肺では小さな転移巣であっても破れて血気胸を起こす可能性が大きかったものと考えた.
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