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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科32巻12号

1978年12月発行

原著

種々の色素斑を混じた巨大な扁平母斑とエプスタイン心奇形の合併例

著者: 堀真1 里見行義1 柳沢一明2 今村甲3

所属機関: 1長崎大学医学部皮膚科教室 2国立長崎中央病院皮膚科 3国立長崎中央病院小児科

ページ範囲:P.1011 - P.1015

文献概要

 4歳女児の右側背部から右肩,右上腕,右側胸部に巨大な扁平母斑とその中に青色母斑および複合母斑が混在する稀有な症例について報告した.なお症例はEbstein心奇形があり,さらに,家族歴にフェニールケトン尿症がみられ,症例の家系には,非常につよい遺伝子レベルの奇形が生じやすい背景があったのではないかと考えられた.
 今後,レックリングハウゼン母斑症,悪性腫瘍の発生の可能性も含めて,経過観察の予定である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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