icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科32巻12号

1978年12月発行

文献概要

薬剤

乳酸エチル製剤(SA Pad)による尋常性痤瘡の局所療法

著者: 伊藤雅章1 佐藤良夫1 山本綾子1

所属機関: 1新潟大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.1077 - P.1082

文献購入ページに移動
 尋常性痤瘡(以下痤瘡と略)は日常ありふれた疾患であるとともに,第75回日本皮膚科学会総会のシンポジウムにもとりあげられたごとく,治療上「手をやく皮膚病」の1つである.本症の治療に関してはこれまで多くの記載がみられ,著者の1人佐藤も度々述べているところである1〜3)
 本症の外用薬として,本邦においてはクンメルフェルド液などの硫黄剤のほか,殺菌剤,抗生剤などが用いられているが,いずれもkeratolyticな効果,皮脂排出抑制を目的とするほか,殺菌,消炎作用を期待するものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?