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原著
文献概要
有棘細胞癌を発生した46歳男子,疣贅様表皮発育異常症の1例を報告する.典型疹から腫瘍病変に至るまでの種々の段階にある組織学的所見を綜合的に検討した結果,本症の発症機序と腫瘍性変化機序は密接に関係すると考えられた.また,eccrine poroma, clearcell hidradenomaの像も認められ,本症の原病変が,表皮細胞のみならず,他方ではエクリン汗腺系などの付属器成分の腫瘍性変化も招来することが認められた.
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