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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科32巻5号

1978年05月発行

文献概要

原著

鼠径リンパ肉芽腫症と思われる夫婦例

著者: 馬場恵美1 植原八重子1 加茂紘一郎1

所属機関: 1警友総合病院皮膚科

ページ範囲:P.407 - P.411

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 夫が台湾旅行中に感染し,帰国後妻に伝染せしめたと思われる鼠径リンパ肉芽腫症の夫婦例を報告した.本邦では本症例に遭遇する機会は極めて稀れとなりつつあり,かつ最近報告されている例も外国人例である.本症の診断や治療は比較的容易であり,現在では病原体の同定も可能になっている.海外旅行の普及に伴い,かかる症例を今後経験する機会も増える可能性があると思われ,再び注意を喚起したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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