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Mixed Connective Tissue Disease
著者: 田村多絵子1
所属機関: 1群馬大学皮膚科教室
ページ範囲:P.450 - P.450
文献購入ページに移動 Mixed connective tissue disease(MCTD)は1972年,Sharpら1)が25例の症例をもとにまとめた症候群で,これらの症例では,全身性エリテマトーデス,強皮症,皮膚筋炎(または多発性筋炎)の臨床症状をあわせもち,しかも特異な免疫学的特徴として,高値の抗核抗体および抗extractable nuclear antigen(ENA)抗体を認め,ステロイド治療によく反応することがその特徴であった.従来,overlap症候群は2つあるいは2つ以上の膠原病が時を同じくして,またはある期間をおいて重複してみられる疾患を指して用いられ,今日まで統一した考え方はなかったといってもよい.この中でMCTDは共通した臨床症状と特異な免疫学的所見を有することからSharpらはこれを1つのclinicalentityと考えた.以下,Sharpらの記載1,2)にもとづいてその特徴について述べる.
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