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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科32巻6号

1978年06月発行

文献概要

原著

Bowen病様組織変化を伴ったEccrine Poroma—本邦報告44例を含めて

著者: 奥野博子1 原田敬之1 中村絹代23

所属機関: 1立川共済病院皮膚科 2北里研究所附属病院皮膚科 3慶応義塾大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.483 - P.488

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 61歳女子左前腕伸側に10年来存在したeccrine poromaの症例を報告した.臨床的に,表面は大部分糜爛となり,光沢のある鮮紅色を呈する,大きさ20×15mm,鳥打ち帽状に扁平隆起した弾性硬の腫瘤.病理組織学的に,典型的なeccrine poromaの像を呈するが,腫瘍中層のところどころにBowen病様組織変化を呈する部分がみられたことが特徴的である.本例を含め本邦報告45例に臨床的および病理組織学的検討を加えた結果,2,3の症例に,同様のBowen病様組織変化がみられ,その意義について考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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