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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科32巻7号

1978年07月発行

文献概要

綜説

皮膚疾患と免疫異常

著者: 内山光明1

所属機関: 1横浜市立大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.519 - P.526

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 近年免疫学の進歩発展によって生体の免疫機構の詳細が次第にあきらかにされつつあり,われわれが日常出あう疾患の多くは免疫,アレルギーによってその発病機序が説明されるか,その疾患に何らかの形で免疫機構が関与することがしられている.本稿においては,免疫について簡単に説明し,それとわれわれが日常とりあつかう皮膚科疾患とどのように結びつくか,それが診断治療にどのように役立つかをできれば解説したい.詳しいことはすぐれた綜説,成書1〜6)があるのでそれらを参考にされたい.非常に膨大なテーマであり,紙数の関係もあり,とても浅学菲才の筆者のなし得るところではないが,かえって免疫にあまり親しみをもたれない方々への何らかの手引きにでもなればと思い,あえて筆をとらしていただいた次第である.
 さて,免疫の定義は何であろうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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