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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科32巻8号

1978年08月発行

原著

眼瞼弛緩症(Blepharochalasis)の1例

著者: 清水正之1 水谷仁1 浜口次生1

所属機関: 1三重大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.629 - P.634

文献概要

 24歳,女子.15歳時外傷を契機として右上眼瞼部の無痛性皮疹をみとめるようになった.発症後3年間は時に浮腫性腫脹をみたが,現在は皮膚表面は萎縮性で紙幣状を呈し,皮下脂肪織を触知しない.組織学的に表皮液性変性,色素失調,血管周囲,附属器周囲の組織球,リンパ球浸潤をみとめ,弾力線維はほとんど消失していた.病理組織学的所見を本邦例より集計し,本症の成因についてふれた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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